ただの読み物 #1「モバイルファースト社会」

会社の技術ブログに技術的でもなんでもない、ただの読み物をただ書いていくという連載第1回


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気がつけば世の中すっかりモバイルファーストになってしまった。

「〇〇ファースト」が新語・流行語大賞のベストテン入りしたのは2017年のことだが、モバイルファーストに関して言えば一時の流行ではなく、Webの世界に定着しつつある。

今どきのWebサイトには大概、PC版とスマートフォンスマホ)版の両方のコンテンツが用意されている。以前はどちらかといえばPC版サイトのほうが主で、スマホ版サイト「も」用意しています、という感じだった。

スマホのようなモバイル機器は画面が小さく、操作もPCにくらべて制約がある。PC版サイトに表示されている情報をただスマホの画面に押し込んだのでは見づらいし使いづらい。

しかし今やWebサイトへのアクセスは、PCよりもスマホの利用のほうが大きく上回っている。したがってスマホ向けに最適化したサイトのデザインが重要視され、優先される。すなわち「モバイルファースト」である。

いまだにPCでネットを利用することが多い私としては隔世の感がある。

グーグル先生も現在ではモバイルファーストインデックスを方針としている。グーグルはPC版ではなくスマホ版サイトのコンテンツを評価し、ランキングを行なっている。つまり、スマホユーザーにとって使いやすいサイトが検索結果の上位にくるようになっている。

スマホユーザーにとってスマホは常に持ち歩いているものであり、かつ常に電源は入れっぱなしである。使いたいときにはポケットやカバンから取り出して即座に使える。電車の中でも屋外でも使う場所をあまり選ばない。使おうと思ってから実際に使い始めるまでの敷居が極端に低い。

こうした「行動の始めやすさ」を、明治大学の渡邊恵太准教授という人が「アプローチャビリティ(使おうとしやすさ)」と名付けている(*1)のだけど、つまりスマホはPCにくらべてアプローチャビリティーが圧倒的に高いといえる。

*1 「消極性デザイン宣言 ―消極的な人よ、声を上げよ。……いや、上げなくてよい。」( ビー・エヌ・エヌ新社、2016 )より

近年では若者がPC離れしてスマホしか使わないとかなんとか言われているけれど、スマホのアプローチャビリティゆえである。そして今やスマホは社会を席巻しつつある。

我々PC派はいつの間にかマイノリティーになってしまったようだ。

そもそもキーボードとマウスというPCの入力デバイスがもう古いのかもしれない。QWERTY配列などという19世紀に考案されたキーボードにいまだに囚われ続けているのが、我々PC派の敗因なのかもしれない。

私などはスマホでの文字入力が得意ではないので、スマホで長い文章を書いたりする気には到底なれないのだが、そんなことでは時代に取り残されてしまうらしい。

ましてやスターバックスMacbookなんか開いてドヤっている連中は、もはや平成の遺物である。 絶滅危惧IB類のようなものである。

思えば2007年にアップルが最初のiPhoneを発売して以来、スマホひとつであらゆることができるようになった。

メールやWebの閲覧のみならず、音楽を聴いたり、電子書籍を読んだり、SNSにタピオカの写真を載せたり、リア充ぶりをアピールしたり、友達と一緒に写真を撮って自分だけ盛ってみたり、バイト先で動画を撮って炎上したり、さらには電話までできたりしてしまう。

今後、スマホでできることはますます増えていくのだろう。

スマホアンチエイジング、現地へ行かずともスマホ御朱印集め、スマホスマホっ首を解消、スマホ働き方改革、オリンピックの新競技種目にスマホ、人生に必要なことはすべてスマホから教わった、湯けむり美人OLは見たスマホ連続殺人事件…etc

スマホはより一層、人々にとって欠かせないデバイスになってくる。生活必需品である。そうなると非常時にはトイレットペーパーなどと共に買い占められたりしてしまうかもしれない。


どうも。バレットグループのエンジニア、ウチダです。主にPHPで開発をやっております。

技術ブログなのに、技術的でもなければ毒にも栄養にもならない、食物繊維のような読み物の連載を始めてしまいました。

一応IT関連のテーマで書いていきますが、気軽に読める(そしてたぶん役に立たない)文章を、月に一回連載をしていく予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

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