Programmerであること

Bullet Group Advent Calendar 2020 25日目の記事です。

こんにちは、@syl-k です。

これまでお読みいただいた皆さん、本当にありがとうございました。
25日、最終日のアドベントカレンダーでは、先日広島県江田島市で開催させていただいた小学生向けプログラミング教室と、それを通じて何を伝えていきたいのかについて投稿していきます。

江田島プログラミング体験教室

2020年11月28日に広島県江田島市にあるコワーキングスペース フウドさんで小学生を対象にしたプログラミング体験教室を開催させていただきました。
というのもバレットグループが広島で開発ラボを立ち上げる際、実に多くの方にご協力いただき、その方々になにか恩返しがしたい!、バレットが来てよかった!と思ってほしいと純粋に思ったのがきっかけです。
そこで
「せっかく開発ラボでエンジニアがいるだからプログラミング教室をやろう!」
と思ったことが始まりでした。

準備から実際にやってみて

準備期間約1ヶ月、予算も時間もない中で小学校低学年の子供たちが来て何が一番楽しんでもらえるのか、テクノロジーやプログラミングを通じて何を教えていきたいかと常に考える期間でした。

結果、キャラクターの3Dモデルを使って簡単な会話ができるアプリを作成し、子供たちに身近にあるテクノロジーを体験してもらえるようにしました。
生まれたときからスマートフォンがある世代でありながら、PCに向かって様々なことを話しかけている様子を見て、初めての体験を与えることができたのではと思います。

また閉会後はご両親の方々ともお話しもさせていただき、プログラミングとは何なのか、小学校のプログラミング授業や宿題についてなどたくさんのお話しをさせていただきました。
お子さんへ体験教室をすると同時に、あまりITにふれる機会の少なかったご家族の方へ説明する場を設けることと共感を得る重要性も感じた貴重な時間でした。

プログラミングを通したIT教育

つまるところプログラミングとはどういうものなのでしょうか?

  • 英数記号から成るプログラムを書きシステムを作ること
  • 次々と新しいものが出て、なんか難しそうなこと
  • 最近流行っている職業で、PCの前に座り黙々とキーボードを叩くこと

などなど

多くの印象があると思います。
パーソナルコンピューターが一般化されてから2020年までのIT発展は凄まじいものです。
年々新しいテクノロジーやサービスが出てくるため扱う技術の幅も種類も増えてきていますし、それに比例して多くの企業でエンジニア採用が進んでいます。
また集中できる環境で黙々と作業することが楽しく感じる人も多く、その分話しかけづらいなどの印象を持たれている人も多いのではないでしょうか。
そういう人たちによる専門職の印象はあると思います。

しかし、それと同時にテクノロジーを学ぶためのハードルもどんどん下がってきています。
オンラインスクールや学習教材の充実、プログラミング言語の発達と最近ではノーコードと呼ばれるプログラミングをしなくてもシステムが組めるサービスも出てきました。
いい意味で専門性が薄くなり、システムエンジニアでない人でも深いテクノロジーの知識を持っている方が増え、ビジネスに活かされています。

プログラミングを学ぶ意味

このような状況だからこそ気軽に子供たちにはプログラミングを学んでほしいなと個人的には思っています。
それは「プログラミングのスキルを学んでシステムエンジニアになってほしい」という意味ではなく、プログラミングを通してロジカルシンキングと課題解決能力が学べると思っているからです。

よくプログラムは「思った通りのは動かない。書いた通りに動く」と言われます。
コップを持つというプログラムを書くだけでも一苦労です。

右手で持つのか、左手で持つのか、持つだけで持ち上でなくていいのか、そもそもどのコップを持つのか、考えようと思えばいくらでも「コップを持つ」という動作で必要な要素は考えられます。
本当は左手で持たせたいのに右手で持ってしまうのは、そのようにプログラムを書いてしまったためです。
一見細かい部分ではありますが、その要素を理解してプログラミングできるということは、暗黙的に伝えるのではなく、自分が何を伝えたいのかしっかりと理解できる力を持てることだと思います。

またコップを持ち上げるプログラムが、動かしてみると持ち上げることができない場合、
「なぜ持ち上げられないのだろう?」、「コップは本当につかめているのか?」、「手を前に差し出せているのか?」、「そもそもコップはそこにあるのか?」
など正常に動かない原因をいくつも考え、正しいものを探し出し、解決まで導く力を育もことにつながると思います。

今後も多くのITサービスが出て来るでしょうし、コロナのような問題も多くあると思います。
そういう状況でもしっかりと乗り越える力をつける一助になるよう、バレットグループでもプログラミング教室を続けていければと思います。

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